1 指導パターン

 

 規律型  礼儀・エチケット・マナーを最優先に指導
 技術型  基礎的な技術を教え込み子供を窮屈にする

 

  規律は年齢と共に育つといわれているが指導現場の皆さんは、どう判断されますか。

 画一的な技術を教えては個性が生かされない。

  個性を生かすには基本は大切であるがバランスを考えた指導を最初は遊びから入って伸び伸び

 とやらせる、そして協調性、自発性を育てる。

  遊びから入って組織的なプレーや楽しさを教える、遊びから入ることで楽しさを学び、自発的

 に練習をし規律を高めるという心が結びついてくる。

 

  ここでいわれていることは、指導者の皆さんが子供のころ過ごした時代を想像していただけれ

 ば遊びがどれほど多くのことを教えてくれたかが理解できると思います。

  個性を生かす、個性を伸ばす、この面については指導者はよく考えていただきたい。

  日本のプロ野球、サッカーをみて個性豊かなと表現されるプレイヤーの名前を即あげられま

 すか。

  プロサッカーはジュニアから一貫指導されています。世界で通用する選手も育ってきてい

 ます。しかし、大半のスターはストリートサッカーから生まれております。メジャーの野球で

 も中南米の遊びの中で育った、少年たちの活躍が目立ちます。

 

 ※遊びの中から、なぜ素晴らしい動きを生み出しているか、考えてみることが必要ではないで

  しょうか。

 

2 技術レベルとストレス

 

 最初は楽しい → レベル向上 ⇒ 壁に当たるとできないという能力がストレスになる

                  努力が足りないと感じる子は努力をする方向へと進む

                ⇒ 能力がない、もうダメだと思う子を作らない

                  ドロップアウトさせない方法を

                  成功するレベル課題を与えて成功感を味わえるように仕

                  向ける、要は努力が足りないことを分からせる。

  ストレスは競技レベルが高くなればなるほど高くなる

  当リーグはメジャー選手で途中でやめる選手を数年間一人も出していません。

 

 

3 現状と課題(一番現在忘れられている面、人や物に対する反応を向上させる)

 

 ※事故の有能感を持たせる ⇒ 教え過ぎは子供の創造性を生み出す機会を奪っている

               ▼動きづくりをする

               ▼同一種目の継続がやる気を育てる

                日本の子供は一つに集中したほうがやる気になる

 ※感情をコントロールする ⇒ 積極的、消極的 

               積極的な人はストレスに対しても、うまく処理できる

               良い時の感情をたもつこと

 

 ※自立心を育てる ⇒ 決断、判断を自分で決める

           指示されなければ動けない、野球の世界では即断、即決です

           この良さを生かせ

 

4 ストレスを感じる三つの場面

 ※家庭 ⇔ 親、兄弟との関わり ⇔ 親の理解度

  親と子が同じ価値観を持つ、価値観が同じでも親の過剰な期待や過度な期待は最も大きな

  ストレスである

 ※先生の理解度   

  スポーツに理解がない先生の一言が子供のストレスに影響

 ※地域でのストレス

  地域スポーツの指導者からのストレス

  叱られる、厳しい、チームメイトと合わない

  地域の親との価値観の違い、レベル差を感じるようになる

  指導者自身の価値観、哲学、理念で子供をどう評価するか

 

 ストレス耐性を高めるためにはストレス経験を積ませる、プラス思考に指導者が導く

 

 指導者の役目は親に子供たちが好きでやっていることを理解させ、リーグの方針を理解させる、学校や家庭との交流ができることが望ましい。 → 一番難しい問題 

途中退団をさせない環境づくりには、周りの影響が大きく作用します。

 

指導者は個々の能力にあった目標設定をし、達成に向けた努力の仕方を明確に教えてゆく

【会話が大切、そして達成度合いを記録する習慣づくりを】