【低学年指導ポイント】
運動を始めるには準備体操、この発想をまず頭からなくして取り組もう。
表現は悪いが、喧嘩をするときに準備体操をしますか。動物は準備体操をしますか。
運動は「ストレッチ」動かす筋肉を意識して効果が出るものです。低学年の子供のに大人の取り組みを教えることに無理があることを理解して進めよう。
基本は遊び感覚の中から子供本来の動きを引き出す
この年代はボール遊びによって脳に良い刺激を与えることが大切です。
外的なものに反応する能力を高めるオープンスキル系の運動を子供のうちに多く体験させることが重要と言われています。
打つ、捕るという動作は視覚情報が大変重要
眼を発達させてやること⇔視機能は競技力を推測する尺度のひとつである。
眼は8~9歳で視機能を神経系の発育発達ととらえたとき、スキャモンの発育、発達曲線と照らし合わせると、神経系発達の限界に近いこの年齢で能力差が発現していることは、その後も能力差は発達と共にそのまま続いていく。
反応動作の改善ができない面はこうした面からも判断ができる⇒鈍い動きの子が敏捷になることはまずない。年齢とともによくならない。
足の健康を考えて素足で運動をすることも取り入れていこう。
足の指がグー、パーが出来ない子が多くいます、足は人間の体を動かす基点です。
足底で地面の変化に対応するように人間の足はできている。
バランス感覚を身に着けよう
頭を振らない⇔空間認知が安定できる
非常に重要なポイントです
バットを振る、ボールを捕球するプレーには頭の動きで大きな差が表れます。
スイング動作を見ると、バットを振るとき、体幹の回転より先に頭を回す、これはヘッドアップ、タイミングのずれを生むと同時に下肢を使えない手打ちとなる。
投げる動作の時も頭を振る子が多い。
投げる動作のポイントはテイクバックの手のひらの向きを自分の体の背中側にする、この動作を習慣づける、体幹の回転とひじの伸展を同調させて身体全体を使って投げることができる。
肘を上げるの表現だけではなく、見るポイントを変えてみることも指導には大切。
言葉の活用
言語刺激は細胞に反射を起こす、特に言葉の語尾を上げることによって潜在意識をより良い方向に導く→プラス思考を生む。言葉で人間の体の柔軟性を高めることもできる。
ボール捕球練習で「オーライ」と言葉の出せる子の上達は早い(空間認知能力を高める効果がある)
【高学年の指導ポイント】
リトルリーガーの上級クラスは第二反抗期に入る年代です。
指導者として一番子供の心のコントロールを心掛けなければならない点です。チーム作りの大きなポイントです。
▼やる気づくり
1 有能感を引き出す(やればできる)
人前でほめてやる
2 統制感を引き出す(もう少しでやれそうだ)
スモールステップアップの向上(小さな自信、成功体験)
3 所有感をもたせる(受け入れられている、居場所がある)
認める、信頼感
▼心づくり→親も子も同じ意識を持つことがよい連帯感を生み出す
1 心を使う 人生の結果=考え方×熱意×能力
2 心を整理する 自立型、自律型人間を目指す
3 心を強くする やれることをやる、小さな成功、体験により自信を深めてゆく
4 心をきれいにする 言葉使い、ボランティア活動(清掃活動)
5 心を広める より高い自己実現の達成へと可能性を広げ深めてゆく